日欧EPA
日欧EPAが大筋合意したそうだ
チーズの関税は29.8パーセントも取られているらしいが16年かけてこれをゼロにするらしい。
詳細は以下の外務省発表を参照して欲しい
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000270758.pdf
関税の目的は国内生産者の保護にあるが、本当に保護になつているだろうか
一般家庭にとってナチュラルチーズは高級品である。パンにナチュラルチーズを焼くようなことをすると下手したらパンそのものよりも高くつくだろう。ジャムなんかよりは圧倒的に高い。そしてスーパーでみるナチュラルチーズはほとんどが外国産であり、日本産のナチュラルチーズは高級食材店とか物産館のようなニッチなところでしか見かけない。
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/cheese_zyukyu/pdf/cheese15_gaiyo.pdf
上記は農林水産省が出したチーズ需給であるがナチュラルチーズの生産は国内で4万6千トンの生産に対し、輸入は24万8千トンである 日常的に目にするチーズが外国産であることが数字からも納得できる。
消費者からすればほんの一部の国内生産を守ると言っても普段目にすることもなくあまり選択肢も無い国産を守るためになぜ普段使いのナチュラルチーズ価格に税金がのせられているのか
以下は仮説であるがどうだろう。しかし何れにしても今回のEPAで関税は引き下げられる
歓迎すべきとともに日本の生産者もこれを機に短絡的に廃業に行くのでなく差別化や効率化に勤しんで欲しい
1 輸入品が安くなることによるナチュラルチーズ価格全体の値崩れの懸念
2 国内生産が比較的多いプロセスチーズ(これはよくスーパーで国産品見ますよね)需要を外国産ナチュラルチーズが食ってしまうこと
3 政治や利権構造によるもの